片づけて片づけてもすぐに散らかってしまう…家族がどんどんものを出していく…。生活するうえで必要不可欠なのが片付けです。片づけに追われている人も多いですが、基本の片づけをルールにして身につけることで忙しい中でも家を整えることができます。
すぐに片づけられる部屋づくりをすることで、片づけの時間が短縮できるのです!今回は基本的な片付けルール、手順、注意点をご紹介していきます。片付けが苦手なひとも少しづつはじめてみてください。
- 片づける前に知りたいこと
- 基本の片づけルール
- 片づけるための手順
- 収納するときのポイント
- 捨てることに悩んだときのコツ
片付けが大の苦手だった著者がひたすらに研究した片付け法です。リバウンドしないように基本を作ることが大切なので、ぜひ実践してみてください。
片づける前に意識したいこと
片付けとは?
ひとまとめに言えば散らかったものをしまうことですが、厳密にいうと「物事を終わらせること」なのです。
整理、整頓、片づけ、収納、掃除。一般的にまとめて片付けと言われていることが多いです。しかし、言葉が違うと意味も違います。
整理…不要なものを捨てること
整頓…ものの場所を定めること
収納…決めた場所にしまうこと
片付け…物事をおわらせること
掃除…清潔な状態にすること
同じような言葉ですが、意味合いが全然違います。そのため片づけの中にも順番があるのです。
独自のルールで片づけルーティンを築き上げてる人もいますが、効率よく片づけるために順番を意識してみましょう。
収納ケースを買う前に
片付けに悩んでいる人の多くが、「もったいなくて捨てられない」「収納スペース以上にモノが多い」「収納する場所を決めてない」などの特徴がみられます。
片づけよう!とケースを揃える意識も大切ですが、まずモノの量を適切にしなければなりません。そのためには必要なものを整理、不要なものを捨てる作業が必要になります。収納ケースを買う前に、段ボールなどの仮置き場を作っておくのもおすすめです。
理想の生活をイメージする
人それぞれ好みがあるので、きっちりシンデレラフィットする収納が好きな人もいれば、オシャレなインテリア重視の人も様々です。なので片づけに正解はありません。
カフェのようなオシャレな空間、落ち着くシンプルなお部屋、かわいい雰囲気など…理想のお部屋をイメージしてみてください!そうすると、どうしたらいいかが見えてきます。
基本の片づけルール
まずは基本になる片付け(整頓)のルールを覚えて、片づけやすい空間にすることを意識しましょう。一度元となる状態を作り上げることで効率よく、毎日のお部屋リセットが10分程度でできるようになります。
片付けの基準となる使用する頻度でわけて片づける方法を見ていきましょう。
よく使うものは目線上に
目安は自分の腰から目線の位置まで。取り出すのも、元の位置に戻すのもすぐできる場所に決めます。
ここで間違えてしまうと、「元に戻すまで時間がかかるから後にしよう」としてしまうので片付けが遠のいてしまいます。片づけてもすぐリバウンドしてしまう原因になってしまうんですね。
自分のスペース、家族の共有する場所、子ども部屋は一度目線を確認してみましょう。
たまに使うもの
たまに使うモノは腰から下のスペースにしましょう。
例えばキッチンだと、下から常備させておく食材や調理器具を配置して、目線上に向かって食器やカトラリー類に固定すると使いやすくなります。
ほとんど使わないもの
ほどんど使わないモノは目線から上のスペースにします。
シーズン用品や来客用の布団など、1年に1~2回の数回くらいの頻度であれば上に向かって片づけるのがいいでしょう。
片づけるための手順
それでは基本となる片付けの手順を確認していきましょう。時間がかかることなのでざっくりと片づけたい気持ちにもなりますが、もう使わないであろう処分するものまでも収納してしまっては同じことの繰り返しになってしまいます。
確認しながら片づけることでリバウンドすることもなくなります。
- ジャンルごとに分ける
- いる・いらないで整理する
- 収納場所を決める
①~③の手順で片づける方法を解説していきます。
分類するときは全部だす
片づけたい場所を決めて1か所ずつ始めます。一度に全部しようとするとジャンルが混ざってしまいうまく分類できません。ジャンルごとに使うアイテムを分類することが大切なポイントとなるので、焦らず丁寧に分けていきます。
使っているものを仕分ける
全部出したものを、使っているものと不要なものとで分けていきます。
もったいなくて捨てられない人や、ものの量が多い場合は、あらかじめ「人数分だけ確保する」「汚れがひどいものは処分する」など必要な量や基準を決めると進みやすいですよ。
収納する場所を決める
アイテムごとに住所を決めるイメージで、スペースの中で位置づけします。
後でどこに入れたかわからなくなってしまう場合は、ここで一度メモを貼ったりしたりマスキングテープなどの目印を作っておくのがオススメです。丁寧にラベリングしたり、ジャンルごとに収納ケースの種類を変えてわかりやすくするのは、すべての分類が終わってからです。
収納するときの押えたいポイント
手順を確認したら、収納するときの大切なポイントをおさえて片づけ作業に取り掛かりましょう。
書類や思い出の品は後にする
書類などの整理整頓や思い出が詰まった写真アルバムや品などは、片付けをするのに一番時間がかかります。趣味の本やゲームなども、見返してしまったり思い出に浸ってしまったり…作業の集中力が途切れてしまうので、全体の仕訳が終わった後にしましょう。
取り出しやすくする
きれいに収納しても、出すことが困難になってしまったり、元に戻すことが難しくなってしまっては意味がありません。モノは使うためにあります。
あたらしい収納場所に慣れなかったり、使用する回数が多いときはそのまま見える位置に置いてみたり、クリアケースを使用して見える収納を意識してみてください。
捨てることに悩んだときのコツ
基本的には1年以上使用していない場合は捨てることをおすすめしていますが、「使っていないけど思い入れがあって手放せない」「もらった品で処分することに罪悪感がある」こともあるかと思います。
お家の収納できるスペースが確保できる状態であれば、一度悩んだものを入れるスペースを確保してみるのもいいかもしれません。少しだけ時間をおいて考えて、確認したときにやっぱりいらないとなった場合は処分します。
写真を撮ってデータで残す
使わないものをずっと入れていてもモノによってはかなりスペースが取られます。思い入れのある品は写真に撮ってデータに残して、思い切って捨てることもおすすめです。思い出したときに簡単にスマホやパソコンでいつでも見ることができるのでおすすめです。
フリマアプリも使ってみる
使っていないけどまだ新品であったり、きれいな状態であればメルカリなどのフリマアプリで出品するのもおすすめです。ちょっとしたお小遣いにもなるので、売れるかわからない…と思っているものでも出品してみると意外と売れたり。楽しみながら片付けできますよ。
逆に出品してもなかなか買い手さんが見つからない場合もあるので期間を設定して出品しましょう。
量が多い時は宅配買取に出してみる
少量ずつであればメルカリで出品、一気に手放す場合は宅配買取をりようするのもおすすめです。捨てるまでの手間が省けるので一気にスッキリします!
片付けると生活の質も上がる
片付けをすると様々なメリットがあります。
- どこになにがあるか把握して余計な動きがなくなる
- 同じものを買ってしまう無駄遣いが減る
- スッキリした部屋にすることで気持ちが安定する
- 急な来客にも対応できる
いきなり全部を片付けはじめるよりすこしづつスケジュールをたてて取り組んでみてください。お家の片づけルールを見直して過ごしやすいお部屋づくりをして、理想の生活をしていきましょう。